木村 華陀(きむら かだ)氏の作品を紹介します。
静まり返ったようで変化のなかったような自然の草や木が
どことなくもぞもぞとうごめきだしているような気配のする庭そのあたり。
沢山いる小鳥たちも木々の新芽を探してついばんでいるのでしょうか。
五日は二十四節気の一つ啓蟄を迎えました。
長い冬の眠りから虫や動物たちも
外界の気配を伺っているのでしょう。
一進一退を繰り返して季節が廻りくるのでしょうね
雲の間から春の日差しとさわやかな風を感じて外に出ると
小鳥が飛び交いながらさえずっていたり、
親指の爪ほどのみどりが一面に地面を覆っているので覗くと
春の花の場所取りをしているのです。
陽ざしが少しずつ強くなってくる。
紫外線も多くなるのでしょうね。
一方まだ湿度も気温も低い日もあり一口には言い尽くせない。
強い風が吹き、チリ、ホコリに加えて花粉が増えることで
春は一年の中でも空気中の浮遊物が多い時。
さらに三寒四温と言われるような気温の差が激しいのもこの時期。
信楽の山で「とさみずき」の花が咲いているのを見つけました。
(つばき)