加藤 肇(かとう はじむ)氏の作品を紹介します。
二度目の強烈寒波の影響で寒い日が続き、
信楽も毎朝まっ白い雪景色に包まれていて
春を探そうにも雪の中。
でもこれが春というのか周囲は積雪で寒々としているのに
道路には全く雪がなく溶けてしまっているのです。
今年は一度も雪かきはしませんでした。
その後ポカポカ陽気の二三日。
例年のように寒の戻りもあるでしょうが。
三日は桃の節句。
桃の開花期に重なるだけでなく
桃の木が「仙木」と呼ばれる神聖な木で
邪気を払うパワーがあると認められていたのだそうです。
今では女の子の祭りというイメージですが
もともとは春を寿ぎ無病息災を願う行事だったそうです。
現にこの頃は寒暖差が大きく体調管理が難しいということだったと。
信楽ではまだ気温が低く桃の花のつぼみも固いので
昔から旧暦の三月三日をひいなの日として楽しんでいます。
地域の人たちは奈良の東大寺の二月堂で行われる
お水取りが終わると春が来ると信じて待っているようです。
楽しみがたくさん詰まった春。
目で見て肌で感じてワクワクしながら過ごす毎日です。
(つばき)