古谷 和也(ふるたに かずや)氏の作品を紹介します。
二月は一年で最も気温の低い寒い日が続く時なのですが
ここ信楽は例年より暖かく感じる晴れの日が多いせいか
季節が早く進んでいるように思います。
二日は節分。
三日は立春とあって、その言葉を聞くだけでも
陽光の明るさは心なしか春のようです。
濃い緑一色のさびしいというか落ち着いた庭の中を
いろいろな小鳥たちが何かを探しているかのように
ついばんだり行きかったりしています。
二日の節分は各地で各家庭で節分会が行われ、
邪気を払って春の準備をするようです。
40歳(初老)、60歳(還暦)、77歳(喜寿)、88歳(米寿)に
達した人などのお宮参りや、豆まき、
柊の小枝にいわしの頭を差した柊いわしを門において
邪の象徴とされる鬼を追い払う習慣が今も続いています。
早春のあたたかいような光を感じながら
優しい気持ちで毎日を過ごしたいと思います。
(さざんか)