鈴木 大弓(すずき ひろゆみ)氏の作品を紹介します。
散り行く桜を見てそれぞれが何かを思っているうちに…
夜半雨が降ってあくる日、
青空に眩しさを感じている刻々に
周囲はすっかり緑に包まれました。
新緑に風薫る五月です。
太陽を浴びた草や葉、木々の清々しい香りが
湧くように漂ってきます。
この時期ならではの一つに春の山菜があるのですが
今年はすべてが一週間ほど早く、
その旬も過ぎました。
よごみ、こごみ、わらび、ふき、たけのこ、たらのめなど。
寒い冬を土の中で過ごし、ようやく芽吹いた山菜には、
からだにたまった毒素を排出する働きがあるとか。
『春の皿には苦みを盛れ』という
先人の知恵に感心しながら味わっていただきました。
庭の刈込つつじなどは、
いつの間にと言いたいほど美しく変わり
緑の円をいくつも描いて楽しく踊っています。
山でもつつじ、やまさくら、ふじのはななどが
緑の間に間に色を添えています。
信楽では焼き物の市が五月六日まで行われています。
有楽へもぜひお越しください。
お待ちしています。
(れんげつつじ)