古谷 和也(ふるたに かずや)氏の作品を紹介します。
九月・長月
信楽でもまだ真夏日が続いています。
2・3日前まで私たちの周りにいて
すーすーと飛び回っていたトンボの群れは
すっかり姿を消し、その代わりに通り過ぎる風は
日々に変わって今は木々や木の葉を震わせています。
この暑さはテレビの予報などで知らされている
次々に来る台風の影響だとか。
夜も暑さが厳しいです。
近くで稲刈りが始まりわらのにおいでいっぱいです。
すすきにも穂が出ました。
その昔観賞用だった秋の七草に登場する藤袴には
毎年アサギマダラという蝶が私の庭に訪れます。
今年は花は美しく咲いているんですが
まだ蝶が来ていません。
浅黄斑(あさぎまだら)は地上では優雅に飛びますが、
高く舞い上がり上昇気流に乗って長距離を移動とか。
藤袴の栄養がこの蝶のパワーを支えているようです。
薄い青緑を埋め込んだステンドグラスのような羽をもち
台湾や東南アジアから日本へと
長距離を飛来して現れるようです。
藤袴の周りの草引きをしながら蝶の来るのを待ちたいと思っています。
紫色の段菊が咲いてきました。
(しゅうかいどう)