鈴木 大弓(すずき ひろゆみ)氏の作品を紹介します。
真夏の蒸し暑さ、それでいて静かにしとしとと雨が降るかと思うと
ギラギラと日が照り生暖かい風が通り過ぎる。
遠く近くで雷が鳴る。
山一つ越えた県では竜巻注意報が報じられる。
信楽では梅雨期さ中の生活環境そのものです。
他地域では線状降水帯の多発など、
以前と比べて雨の降り方が激しく雨量も増えているとか。
急に状況が変わる豪雨に対し私も常から
その備えをと思ってはいるのですが。
でもこの降雨に洗われた緑色の美しい葉の間から
まっ白な夏椿がいまたくさん美しく凛と咲いています。
雨が小降りになるとどこからか冷風とともに
くちなしの花の香りが小さな傘の中にも入ってきます。
今日から文月
一年の折り返しに差し掛かりました。
元気でいられればとそれだけを願って
ぼーっとしていた記憶しかないのが悔やまれます。
草の中にもじずり(ねじばな)が
小さくてもしっかりして主張するように咲いています。
(なつつばき)