小林 勇超(こばやし ゆうちょう)氏の作品を紹介します。
今年は春が暖かいせいか
信楽でもいつもより季節が早く進んでいるように思います。
桜の花も例年より十日ほど早く咲きました。
でも開花から三、四日で夜半の風雨にさらされてしまいました。
「三日見ぬ間の桜かな」と言われる言葉の通り。
花の命は短く、生命の息吹輝く快適な季節も短く貴重だと。
庭の木々が日ごとにぐんぐんと緑の葉を茂らせ、
特に一雨ごとにその変化の度を大きく感じさせてくれています。
こぶし、ぼけ、くろもじの花は当然のようにその場所を飾って落ち着き、
次に咲く利休梅や、黄、白のヤマブキの花に
エネルギーを送っているような感じがするほどです。
社会では真新しい大きめの制服の可愛かった小学生さん、
着慣れないスーツ姿が初々しかった高校生や社会人の方々を
見ていましたが互いになれて、四月もはや中旬。
四月は新しいことを始めるにも絶好の時とも思います。
優しい春の風がそっと背中を押してくれているのかも。
(つばき)