古谷 宣幸(ふるたに のりゆき)氏の作品を紹介します。
片口型向付(寸法:径14cm×高さ7cm)
心配していたいくつかの台風もここ信楽はことなく過ぎ、
ホッとして周囲を見渡してみるとあたりはすっかり秋になっていました。
空の青さと流れる雲、さわやかな風、その風に乗ってスーイスイと遊ぶたくさんの種類のトンボ、
すすき、吾亦紅、萩、藤袴、ヒヨドリ草、紫露草、月見草など野に咲く花々
広く一面に広がる黄金色の稲穂がすっかりこうべを垂れています。
幼い時よく耳にした「うりくた装束ではいられませんね」と言う
地域の人たちのご挨拶の言葉の意味が昨今わかる気がします。