ギャラリー有楽【信楽】

有楽だより

作品紹介 澤 克典作 『大壷』

2022年04月14日 更新

澤 克典(さわ かつのり)氏の作品を紹介します。

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信楽では今桜が見頃になり華やかな桜色の空気に包まれています。

その脇でゆきやなぎ、さんしゅう、きぶし、みずき、くろもじが

小さい可愛い花を精いっぱい咲かせ春らしい景色を作っています。

遠出をして花見をすることもできず、

もっぱら散歩を兼ねて一人花見を楽しんでいます。

ゆっくりと美しい桜を愛でながらそよ風に吹かれ

暖かな日差しに包まれているだけで

ただただ幸せで平和なひと時。

良い季節になりましたが喜べないことの多い日々の情報。

やわらかい芽を吹き美しい花を咲かせる草木に励まされながら

何か少しでも新しいことにチャレンジしていきたいと。

くろもじの花の香りがやさしく匂っています。

 

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(ゆきやなぎ)

作品紹介 鈴木 大弓作 『鉄釉瓶子』

2022年03月31日 更新

鈴木 大弓(すずき ひろゆみ)氏の作品を紹介します。

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信楽の山里にも春の訪れを感じる季節となり

信楽を訪ねて下さる人たちが多くなってきたことを

何よりもとてもうれしく思っています。

自然、そしてとくに植物たちは

魔法をかけられたかと思うほど

急にいろいろ芽を出したり花をつけ始めました。

ふきのとうやよごみなどは一年に一度季節の味として

大切にされているのですが2・3日のうちに

大きく伸びすぎたのではと心配されるほどです。

当然のことで待ちわびていた現象なのですが

不思議にさえ思えてしまうほどです。

枯れたのかと心配していた木や棒にしか見えなかった

アジサイなども鮮やかな緑の芽が吹いて、

木々の形が自然に整えられてきました。

家の庭では今、白梅が満開で、

おうばいもばいももそれなりに美しく咲いています。

4月は卯月

希望に胸膨らませる新しい年度です。

ピカピカの一年生という言葉もありましたね。

新しいことに挑戦していきたいと思っています。

この地の桜はまだつぼみも固く大きさの変化はありませんが

入学式ごろにはちらほら咲くことを楽しんでいます。

 

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(おおばい)

作品紹介 加藤 喜代司作 『(層)壺』

2022年03月15日 更新

加藤 喜代司(かとう きよし)氏の作品を紹介します。

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三月は節目になる季節、旅立ちの季節

喜びだったり、不安だったりのこの気持ちは誰もが知る、

また誰もが通ってきたときです。

心の高ぶりを感じながら、相手にも自分にも

エールを送り続けるのが三月

信楽では最低気温が連日低く、日中だけが春うららかな陽ざしで

景色に色をさしていますが、草木の芽吹きはまだで

椿やぼけ以外は花が咲いていないのですが、

植物は光が増し、気温が穏やかになり、

そして催花雨に恵まれる日の来るのを待っているようです。

弥生(やよい)

「木草弥生い茂る月」(きくさいやおいしげるつき)の

「いやおい」から来た名前の三月とか。

桃の節句と言われるひなまつりも、桃の蕾はまだ固く

花が咲くのが四月になってからと、ひな祭りを

ひと月遅れでお祝いされる家が多いようです。

子どもが健やかに育ってほしいと願う慈愛の心はいつの世でも変わりなく、

行事にしろ日常にしろ豊かな心を育み伝えていきたいものです。

 

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(ぼけ)

作品紹介 神山 易久作 『花器』

2022年03月01日 更新

神山 易久(こうやま やすひさ)氏の作品を紹介します。

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今年もあっという間に弥生三月です。

春に向かうときは早朝と夕方の活動の時間を取り戻すとき。

朝は早くから明るく、

夕方は午後五時を知らせる音楽が里山に流れても

しっかりと明るく、夕焼けを拝める。

信楽の風はまだ冷たく真冬と変わりない。

日に日に長くなる日脚に歩調を合わせるかのように

庭の草木も心なしか春の準備をしているように思える。

今は飛び回っている親雀が巣を作り始めたり、

土手につくしが顔を出したりと

ひなまつりが終わったころになればあちこちで

少しずつ春の足音が聞こえてくるでしょう。

三月九日は三と九でサンキュウという語呂合わせから

「ありがとうを届ける日」

として日本記念日協会で認定された記念日ですね。

数ある生物の中で人として生まれたことが「有り難い」が

変化してありがとうになったようです。

普段、感謝の気持ちを伝えられない人にありがとうもいいものですよね。

温かく優しさに満ち溢れた春の日を迎えるためにも。

椿の花がたくさん咲いています。

 

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(つばき)

作品紹介 小谷 日以呂作 『焼締小付』

2022年02月15日 更新

小谷 日以呂(こたに ひいろ)氏の作品を紹介します。

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暦の上では春に入ったのですが信楽はまだ低温のまま。

等圧線の目がギュッと詰まった予報図を見るだけで積雪や吹雪が目に浮かぶ。

とは言え信楽の今年の積雪は大寒の日の一度だけ。

雪国にお住いの方々の御苦労はいかばかりかと。

春は名のみの風の寒さやという歌詞(唱歌 早春賦)

その通りの毎日です。

小鳥たちはどこから来たのか沢山たくさん、あちこちと飛び回り、

冬の庭を飾っていた色々の木の赤白の実をすっかり食べつくし、

今では霜で少し不細工になった椿の花を遠慮なくついばんでいます。

「東風解凍(春風氷を解く)」「魚上氷(うお氷をいずる)」とか

春の始まりを知らせる第一候目です。

でも、でも、でもどこからか、何がどうとは言えないのですが

春の息吹が感じられるんです。

陽光からでしょうか、湿度でしょうか

自然のにおいからでしょうか。

うれしいです。

春風が吹き、感染拡大が少しでも落ち着きますように。

 

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(つばき)

作品紹介 古谷 和也作 『蹲壷』

2022年02月01日 更新

古谷 和也(ふるたに かずや)氏の作品を紹介します。

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暦の上での大寒の日の夜、信楽は初めて5センチほどの雪が積もりましたが

それ以降は雪もなく気温の低いどんよりとした

雲の多い冬日和が続いています。

霜が降りるのも、氷が張るのも、霜柱が出来るのも

信楽の朝としては当然の景色と思い、

昼夜を問わず「お寒うございます」のご挨拶さえも

自然に出てくる言葉です。

今が一年で一番寒さ厳しい時ですよね。

寒さにじっとしていることに加えてコロナの影響もあってか

「本当に大切なものは何だろう。

守らなければならないものは何だろう」

とまじめに考えさせられるのも毎日のようです。

こんな寒い連日で巣が3日が節分、4日が立春と聞くだけで、

心が明るくなり春を感じ取れる気がするような。

信楽の節分と言えば毎年ですがこの日だけにわか信者になり、

氏神様に参拝し年男や年女の人たちが着飾って集い

「鬼は外…」と豆まきをしたり、ご加護がありますようにと

お祈りをしたりしています。

庭は静かに落ちついていますが、蝋梅だけがきれいに咲きそろって

良い香りを遠くまではなっています。

 

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(つばき)

作品紹介 杉本 祐作 『壷』

2022年01月14日 更新

杉本 祐(すぎもと ゆう)氏の作品を紹介します。

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2022年の生活も動き出しました。

春はまだまだなのにお正月を新春と言うのは旧暦の名残なのでしょうか。

お正月を迎えた気持ちは子供の頃から何回経験しても

昨日に続いての今日なのになぜかとても初初しくて

新しい春という言葉がぴったりのように思えるのは私だけでしょうか。

そして今年こそはという意気込みを自然に感じるのも不思議に思えるものです。

今年の冬は寒さが厳しいとか。

信楽も例にもれず。

最低気温はずいぶん低く、毎朝まっ白に霜が降り、

手水鉢には薄氷が張り、かくれみのやあおきの木の葉などは

元の形から変わって丸く縮まっていて、

山茶花と椿だけが美しく色を添えています。

でも日中の陽だまりは暖かく自然の恵みに感謝するひと時もあります。

14日の朝、初雪は降りましたがまだ積雪はありません。

帽子や、フードをかぶった人たちが足早に行き来しています。

暦の上では20日が「大寒」とか。

次に来る季節は春。

マスクや手洗いをしっかりして健やかに過ごしたいと思っています。

 

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(しろなんてん)

新年のご挨拶

2022年01月01日 更新

 

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作品紹介 伊藤 昭人作 『コーヒーカップ』

2021年12月15日 更新

伊藤 昭人(いとう あきと)氏の作品を紹介します。

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まだ紅葉の映える木もあるのですが

すっかり冬の準備を整えた枝だけの木々が多く並んで

寒々とした冬庭になりました。

垣根の山茶花だけが今年はどうしたのか

びっしりと花をつけ誇らしげに咲いています。

令和4年の年神様をお迎えする準備を始める

「正月事始め」も13日に過ぎました。

まずは大掃除

その昔、道具類は百年たつと付喪神(つくもがみ)

という妖怪に変化するといわれ、

道具を年の瀬に整理する風習があったとか。

そして年末に神社仏閣の境内で「市」がたち

古い道具を使ってくれる人に譲り渡すことで

道具に新しい命を与えるということを願ったそうです。

大掃除がリサイクルの発端になることや

年末のその種の「市」などは今も昔も変わりないのでは。

22日が冬至

今年も残すところわずかです。

一つ年を重ねることが一つ輝きを増すことになりますように。

そんな願いを心に込めて日々精進したいと思っています。

侘助つばきが小さいですが凛として元気に咲いています。

 

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(まんりょう)

作品紹介 加藤 肇作 『壷』

2021年12月01日 更新

加藤 肇(かとう はじむ)氏の作品を紹介します。

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今日から師走、気がつけば今年も残りわずか。

2021年のカレンダーが最後の一枚になりました。

振り返ってみればコロナ感染症の心配一色の年でした。

長引く自粛やマスク、手洗いの生活、慣れてきたとはいえ

無意識のうちにストレスになっているのでは。

でも自然は刻々と進んでおり、北の地方には雪のマーク

全国的に雪が多いと報じられたり、

11月27日には比良山で初冠雪を観測と報道されていた。

我が家の庭の様子はまだ紅葉の秋のまま、

寒々と突っ立っていて厳しい冬がすぐ近くまで

忍び寄ってきているようです。

ここ2,3日で落ち葉が一気に舞い散ることになりそうです。

関西ではぐんと気温の低い信楽ですが、

雪は少ないところですので、

木々に対しては「雪吊り」や「こも巻」のような

備えはしていないのです。

雑然とした庭の隅々には、十両、千両、万両、錦木などの

実がたくさんできていてお正月を待っているかのようです。

椿の花も咲いています。

 

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(せんりょう)

作品紹介 澤 克典作 『蹲壷』

2021年11月15日 更新

澤 克典(さわ かつのり)氏の作品を紹介します。

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暦の上での立冬が過ぎ猛暑だった夏はまるで

なかったかのように冬の始まりを感じています。

何よりも小春日和はうれしいものです。

特に信楽は朝夕の気温が低く、

庭はいつの間にかすっかり表情を変え

やまぼうし、なつつばき、かえで、どうだんつつじ、

はなみずき、にしきぎ、こばのずいななど

とても美しい赤や黄色にと色づき、競うわけでもなく

それぞれが調和しながら、今、一年で一番華やかな時のように思います。

その根〆の役をするように野菊が美しく咲き、

可愛いというよりもどこか寂しげな気さえします。

11月は七五三。

始まったとされる平安時代は今のように医療が発達しておらず

抵抗力の少ない子供が健やかに成長することは困難が多かったとか。

「七つまでは神のうち」とか言われ旧暦の11月の満月の15日に

本年の新米の収穫と子供の成長を共に神様に感謝するというのが

いまも伝えられているのだそうです。

信楽の山々もいただきから木々が色づき始めています。

一面に緑だったのが黄色に染まるにつれ

秋は深まっていくようです。

 

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(のぎく)

作品紹介 古谷 和也作 『掛花入』

2021年11月01日 更新

 和也(ふるたに かずや)氏の作品を紹介します。

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10月中旬に入っても半そでで快適に過ごしていましたが、

18日の明け方急に気温が下がり一気に秋に入ったようでした。

暦の上での霜降を待たずに初霜だったのか

草や木や門の屋根まで白く薄化粧され冷え込みが身にしみ

あまりの寒さに秋を超え冬の気配を感じました。

山はまだしっかりとみどり色ですが庭の刈込のどうだんつつじだけは

その輪郭を赤く染めています。

気温は例年になく日中は高く、朝夕は低いように感じるのですが。

今の季節の夕暮れの空はとても美しく、

太陽が沈んだ後の茜色の空とそこに広がった雲と空の色、

自然が描くその模様を毎日楽しんで眺めています。

これからますます日暮れが早くなります。

季節を肌で感じながら一日を大切に計画的に

活動的に生活をするよう心掛けたいと思っています。

お茶の木の花もいま美しく咲いています。

信楽を訪ねて下さる人も多くなって大変うれしく思っています。

 

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(つわぶき)

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